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進物などで豊富な情報に振り回されないコツ

地方の慣習と宗教と水引き

地方や宗教によっても水引きの意味が違ってきます。昔は水引きは、しっかりと結んであり、魔よけや封印の意味を持っていました。ですから、現在よく使われる、リボン結びや花結びは最近のものです。紅白は皇室でのみ使われる水引きでだということをご説明しましたね。

お祝い事には一般に赤白あるいは金銀の水引きを用います。黒白は仏事によく用いられますが、皇室の紅白の水引きが、紅が黒く光って見えるので、皇室の水引きとの見間違えを避けるために、京都ではあまり使われません。

このほか双銀の水引きがありますが、これは葬儀で用いる時等に、キリスト教の葬儀で用いても構いません。双白の水引きは、神事で用いることが多いですね。このほか仏事では青白の水引も用いられていましたが、青白の水引きを用いる人は今ではあまりいません。

各地方や宗教によっても違う水引きの用途

神道やキリスト教では、仏教のように黄白を使うことはしませんから、注意が必要です。

こうしたことは、進物を受け取る人の習慣やカルチャーに大きく依存しますから、相手の気持ちをよく考えて選択するようにしましょう。濃墨や薄墨についても、地方によって考え方がまったく逆になります。進物を贈る相手の心を深く思いやりながら、じっくりと墨をするべきだという地方もあれば、不祝儀の場合には、進物を贈る相手の心の悲しみを思いやって、その涙で墨が薄くなるという気持ちを象徴して、薄墨を使うべきだという地方もあります。

リボン結びや花結びもおめでたいことが何度も繰り返してあるといういみでよく使われますが、水引きは進物を贈る人と贈られる人の絆を育てるという意味ですから、固く結んだものが本来のものですね。