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ご進物と水引き

水引きの起源と歴史

現在水引きはおめでたいことや不祝儀の時にご進物の飾りとして添えられます。この色と形そして結び方によって、様々な用途があります。昔は麻の紐を使っていましたが、現在では紙縒りを糊で固めたものが主に用いられています。これを用途に応じていろんな色に染めて用います。

水引きは昔は実際に進物を結んでいましたから、まだ開けてはいないという意味がありました。また縁起を担ぐ人々の間では、人間関係を育てるという、意味が生まれてきました。

この現在の紙を原料として作られた水引きは、長野県飯田市、石川県金沢市、京都府京都市、福岡県福岡市、愛媛県伊予市で主に作られています。

結び方も、アワビ結び、結び切り、より返し、引き結び、リボン結びなどがあります。これらを用途に応じて使い分けています。

水引きの色の組み合わせ

私たちは日常よく紅白の水引きということを言っていますが、あれは赤白の水引きです。紅白の水引きは皇室においてのみ用いられるものです。

おめでたい祝い事には金銀の水引きもよく用いられます。仏事を始め悲しみの多いことには黄白の水引きを用います。黄色は仏教では土の色ですから、土に返ることを象徴しているのですね。

皇室専用の紅白の水引きは、紅の顔料で染めてあるのですが、黒色に近い色をしています。これは指などでこすると紅色に輝いてきます。

水引きとともに忘れてはならないのが、熨斗ですね。熨斗は熨斗鮑と松葉熨斗が主なものです。熨斗鮑は実際に鮑を削いで作ります。薄く削いでひも状にするのですね。これは縁起を大事にする人々の間では、長寿のシンボルです。